米大統領選 ヒラリーの大逆境運2
更にインド占星術でもヒラリーの大逆境運を説明します。
ヒラリーさんはD1で金星がヨーガカラカでムーラトリコーナ、D9で定座、D10でマラヴィア・ヨガの非常に強力な配置をしています。
1986年~2006年までの金星期で大活躍できたのは、3つのチャートで金星が強い配置だったからです。
中国占星術で見れば、この頃は木旺運でした。
中国、インドのいずれで見ても人生で一番良い時期で、ヒラリーさんの人生でピークでした。
既に人生のピークが過ぎた人物が、米大統領になるというのは流石に解せないと思わなければなりません。
しかも、今度の本選でのダシャーは月―木星―月期です。
全く金星との絡みがなく、中国占星術で木との絡みがなかったのと同じです。
また、5室在住でパラシャラの例外則の太陽やヨーガカラカの水星との絡みもありません。
木星は6Hですし、月はケマドルマで6Hで悪化もしている木星からアスペクトを受けます。
また、月は昇進のラージャ・ヨガも形成しないのです。
過去の大統領は皆、ラージャ・ヨガを形成するダシャーで大統領になっているので解せません。
また、D9では月は火星から、木星は土星から傷つけられ、D10では月は6室で火星・太陽・ラーフによって激しく傷つき、木星も土星によって傷つけられております。
つまり、月期も木星期も良くないのです。
中国占星術での解と一緒で、現在のヒラリーさんの運勢は悪いのです。
また、8月12日から木星は乙女座に入り、ヒラリーさんの3室に生じていたダブルトランジットが8・12室に生じます。
つまり、メディアの3室から敗北の8室、行き詰まり・中断・引きこもりの12室にダブルトランジットが生じるのです。
河合自身、大統領や総理当選者で12室ダブルトランジットで当選した人を見たことがありませんし、8、12室は解脱のモクシャハウスで、大統領になるような世俗的なハウスではないのです。
実際には2カ月前効果として、6月12日から徐々にヒラリーさんは失速し、8月12日からは更に目に見えて失速するはずです。
結局、ダシャーもトランジットも悪いので、ヒラリーさんは当選できないと思われます。
つまり、消去法でトランプさんが当選することになります。